日経・東証IRフェア2025──ハナミラレポーターが見たポンプメーカー3社の個性と投資初心者としての気づき

投資初心者が発見!ポンプメーカー3社に共通する意外な魅力
こんにちは。ハナミラメイトの、のぞみです!今回、日経・東証IRフェア2025にハナミラレポーターとして参加し、前回取り上げた株式会社酉島製作所(証券コード:6363 以下、酉島製作所)に加え、同じくポンプを手掛ける二つのメーカー「株式会社イワキ(証券コード:6237 以下、イワキ)」と「株式会社丸山製作所(証券コード:6316 以下、丸山製作所)」のブースを訪問しました。
同じ「ポンプ」を扱う企業でありながら、その得意分野やアプローチが全く違うことに驚き、投資初心者の私にとっては学びと気づきの連続でした。
資産形成のヒントがここに!化学ポンプのリーディング企業・イワキの強み
まず訪れたのがイワキ。主要製品はケミカルポンプで、薬品を扱うために金属材料と反応しない工夫や、素材との組み合わせ技術が生かされています。展示されていたポンプは、一定量を正確に吐出するタイプや、粘度のある液体(マヨネーズやケチャップ)に対応するものまであり、その多様さに目を奪われました。
また、イワキのもうひとつの特徴は「小ロット生産」。同じものを大量に作る方が効率的というイメージが強いですが、あえて多くの種類を少しずつ作るのは、それだけ技術力があるからこそできること。製造業の経験がある私からすると「えっ、それって大変なのにすごい!」と驚いてしまいました。
個人的に注目したのは、半導体分野での利用。投資を始めるとどうしても世界的なトレンドに敏感になりますが、やはり半導体は外せない分野。その製造に欠かせないポンプを供給していると知り、「こんなところでも日本企業の技術が支えているんだ」と誇らしく感じました。
女性投資家が共感!丸山製作所の“暮らしに寄り添う技術力”
次に訪れたのは丸山製作所。創業は消火器の製造・販売から始まり、そこからエンジン技術や農薬散布、最近ではミスト噴霧による熱中症対策や農作業用の刈払機など幅広く展開しています。さらに、ポンプ技術とウルトラファインバブル技術を応用したシャワーヘッドや洗濯機用アダプターまで手掛けているのは驚きでした。
特に印象に残ったのは「洗濯機アダプター バブリッシュ」。水栓に取り付けるだけで、洗剤や柔軟剤の効果が高まり、同時に洗濯槽や排水ホースの清潔さも維持できるというものです。女性投資家として、日常生活に直結する利便性を提供する商品は共感を呼びやすく、「使ってみたい」という気持ちが自然に湧きました。
これまで農業や防災の製品といえば「縁遠い分野」と感じていましたが、生活に密着した製品へ技術を展開しているのを見ると、企業の柔軟性と発想力に魅力を感じます。
酉島製作所×イワキ×丸山製作所 比較で見えたポンプ産業の奥深さ
酉島製作所は、上下水道施設や発電所といったインフラ分野に強みを持ち、世界的には海水淡水化プラントでの実績が印象的でした。一方、イワキは化学や半導体といった「精密で専門性の高い分野」、丸山製作所は「生活や農業など身近な分野」に強みを持っている。
同じ「ポンプ」というキーワードでも、社会インフラから半導体、生活用品にまで広がっていることに気づきました。投資初心者の立場で考えると、「業界や製品の多様性に触れること自体が学び」だと実感しました。
IRフェアで広がる投資の視野 資産運用を始める第一歩に
今回の日経・東証IRフェア2025全体を通して感じたのは、知らなかった日本企業の存在や技術に出会えることの楽しさです。確かに男性の参加者が多かった一方で、学生や若い世代の方も見かけ、「投資や企業活動に興味を持っている仲間が増えている」と感じられて嬉しくなりました。
投資を始めたばかりの私には、「企業のどこを見ればよいのか」という悩みが常につきまといます。けれど、こうしたイベントに参加することで、まずは「企業を知ること」こそが資産形成の第一歩なのだと気づきました。
女性投資家が語るIRフェアの“参加する価値”とは?初心者にもおすすめの理由
正直、投資初心者として最初は「IRフェアって難しそう」と思っていました。でも実際に参加すると、企業の方々が分かりやすく話してくださり、質問も気軽にできる雰囲気でした。企業の裏側を知れることで数字やチャートには表れない「熱意」が伝わってきて、大きな魅力を感じました。
特に女性投資家や若い世代にとっては、「知らなかった企業に出会える喜び」や「社会課題解決に挑む日本企業を応援したい気持ち」が芽生えるきっかけになると思います。私自身も今回、酉島製作所・イワキ・丸山製作所の3社を通じて、投資対象を見る視点が広がりました。
結論として、日経・東証IRフェア2025は「まずは参加するだけでも価値がある」イベントでした。個人的にはBtoB企業の製品や技術は普段なかなか知る機会がないからこそ、会場で直接触れられるのは貴重です。
私自身これから資産運用を考えていく上で、こうしたイベントで得た知識や気づきを大切にしたいと思います。そして、この記事を読んでくださった方が「次回は行ってみようかな」と思ってくだされば、同じ投資初心者として、とても嬉しく思います。
ハナミラについて

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のぞみ
ハナミラ歴1年。工学系院卒でメーカー勤務の会社員。将来への不安から投資を始めました。投資を通じて多様な企業の技術や取り組みに触れ、モノづくりに込められた思いを知ることで、日本の可能性を再認識。社会貢献は働くことだけでなく、投資で企業を応援することも自分にできる一歩だと感じ、日々学びを深めています。

