日経・東証IRフェア2025でケンコーマヨネーズ株式会社と同業他社を比較してみました。【ハナミラ×ジャパニーズインベスター コラボ企画 】

日経・東証IRフェアで知った「ケンコーマヨネーズ」という存在
ハナミラレポーターのみどりです!先日、東京ビッグサイトで行われた日経・東証IRフェア2025にレポーターとして参加してきました。ケンコーマヨネーズ株式会社(証券コード:2915 以下、ケンコーマヨネーズ)はマヨネーズを中心に原材料となる卵やマヨネーズを使用したサラダや、お惣菜などを飲食店やコンビニ等向けに商品を展開されている業務用の食品メーカーです。私自身、それまでマヨネーズの会社、というとスーパーによく並んでいる某大手メーカーしか知らなかったため、卸先が個人なのか、会社なのかで、普段目にするブランドも、同じ調味料でも全然異なるんだなぁ、ということを今回の取材で学びました。
“業務用”の壁を越えて見つけたタマゴサラダとの出会い
取材の後に、スーパーに並ぶ調味料やお惣菜が気になり出した私。取材時に、居酒屋や、コンビニとお取引がよくあるということをお伺いしていましたが、普段の生活では、完成した品物を手に取る顧客になるだけで、飲食業界とは縁のない私……。でも、どうしてもケンコーマヨネーズの商品の普段の様子を覗いてみたい!どこかでケンコーマヨネーズの商品に会えたらいいなと思い、買い物に行くたびに、調味料コーナーやお惣菜コーナーに立ち寄って、商品の裏側をチェックするようになりました。
なかなか出会えないなぁ、と思いながらも、上場の有無に限らず、商品の裏側の表示を見るたびに、いろんな企業の名前を知ることになり、ケンコーマヨネーズにも調味料やサラダの中で強みの商品があるように、他の企業も同じ調味料やお惣菜の中でそれぞれの強みを発揮していることに気づくことができました。
調味料やサラダは、当たり前のようにスーパーに陳列され、すぐに手に取ることができる存在でありながらも、私たちの日々の食事に絶えず彩りを添えてくれるケンコーマヨネーズを中心とした各企業の方々に尊敬の思いが知れば知るほど溢れてきました。そんなこんなで楽しく、ケンコーマヨネーズの商品との運命の出会いを楽しんでいると、ついに出会ってしまったんです……!
吸い寄せられるように引き寄せられて、運命の出会いをようやく果たせたのは、ケンコーマヨネーズのタマゴサラダでした。場所は、某業務用スーパー。運命とは自分で手繰り寄せるものですね。見つけた瞬間、思わずニヤニヤが止まりませんでした。
業務用とだけあって、やはり量は多め。おかわり何杯いけるだろう、というくらいたくさんの人を笑顔にできるほどの量で販売していました。行楽シーズンには持ってこいの量が業務用のいいところ。
このように、ケンコーマヨネーズの商品は、業務用の商品であることから、商品そのままの形ではなかなか日々の暮らしの中では意識しないと出会えないのかもしれません。しかし、少しだけ意識をしてみたり、足を運ぶ先を少し変えてみるだけで、身近なところで出会えたり、何気ないところで私たちを待っていてくれるのかもしれません。
外食やスーパーマーケット、コンビニなどの商品やメニューに使われることがメインなので、ケンコーマヨネーズの社名が商品に載っていることは少ないですが、あまりにも身近ではあるので、実はもしかしたらもうすでにあなたの生活のお供になってくれているかもしれません。
競合比較で見えたケンコーマヨネーズの独自ポジション
ケンコーマヨネーズは業務用の商品を展開しており、業務用の調味料としての競合企業は少なめですが、今回は、私達が日常的に使っている調味料メーカーと比較をしてみました。
まず、競合に当たる企業は、キユーピー(2809)、味の素(2802)、ピエトロ(2818)、日清オイリオ(2602)、SSKフーズ(非上場)です。
各社それぞれに強みがありますが、今回はケンコーマヨネーズさんの“他社にはない強み”を探ってみました。
ケンコーマヨネーズはプライム市場に上場はしていますが、他の調味料メーカーと比較して、売り上げ規模はさほど大きくありません。シェア率もキユーピーが60%なのに対して15%ほど。ブランド力も、業務用の販売が中心なこともあってさほど高くありません。一方で強み、というと業務用においては圧倒的で、主軸のロングライフサラダのシェア率は約4割。「マヨネーズメーカー」というよりも、惣菜・中食を支える“インフラ企業”といった印象です。さらに、お客様ごとにメニューを開発して商品と共に提案するメニュー提案型の営業をしており、こちらは、ケンコーマヨネーズの1番の強みと言えます。
さらに、食品を扱う企業として当然のことかもしれませんが、ケンコーマヨネーズは「安全・安心・安定」への取り組みにも力を注いでいます。原料面では、高品質な素材を厳選し、産地訪問も実施。たとえばポテトサラダでは、北海道の契約農家で栽培したジャガイモを使用し、サラダに適した品種づくりから農家と共に取り組んでいます。
収穫したジャガイモは皮付きのまま工場へ運び、温度と湿度を管理した冷蔵倉庫で丁寧に保管。生産工程でも、工場全体で品質管理と衛生対策を徹底し、おいしさを損なわないよう低温でじっくり加熱殺菌するなど、さまざまな工夫を行っています。
商品の品質や衛生、味に気を配りながら、商品提供される企業努力や安全安心の提供を常日頃続けているからこそ、取引先となる企業や、それを通じて商品を楽しむ私たち一般消費者にまで、満足と信頼を継続的に届けられているのだと思います。
“当たり前の食”を支える企業努力に感謝を込めて
ケンコーマヨネーズが創立されたのは1958年。今ではコンビニに少し立ち寄れば、気づかないうちに当たり前のように手に取っている可能性のある商品、何の疑いも持たずに腹を満たしてくれる商品。当たり前すぎるその日常は、半世紀以上続けられ、今もなお引き継がれているという事実。ただただ、本当に本当にすごいことだな、と頭が下がる思いですし、今日という瞬間も、そしてこれからの未来にも、その“当たり前”が続くよう、絶え間ない努力を続けていることに心から感謝と敬意を覚えます。
今回、改めてケンコーマヨネーズの商品を探してみたり、競合と比較することで、日々何となくお惣菜やマヨネーズを食べているだけでは気付けない世界をたくさん垣間みることができました。
365日・3食、日々の中で何気なく済ませがちな食事ですが、私達を身近に支えてくれる食の中には、今日も何不自由なく“当たり前”を続けられるよう、ケンコーマヨネーズをはじめとした各企業やブランドが競争し、切磋琢磨しながら、支えているんですね。産地や素材への感謝だけでなく、それを支える企業そのものへの感謝を忘れないようにしたい――そう株式投資を通じて学びました。
一見全く関係ないような、株式市場と食。実は大きくつながっていて、私たちの日々の幸せに大きく貢献してくれていることを今回の取材で学ぶことができました。
ケンコーマヨネーズさん、ありがとうございました!
ハナミラについて

「未来デザイン×資産運用アカデミー ハナミラ」は、株式投資を中心に、女性が自分らしい人生と資産形成を両立するための実践型スクールです。20代〜60代の幅広い世代が在籍し、累計受講者は1,200名以上。生活に根ざしたサービスや、信頼できる経営者などから企業を見つける「推し活投資」を通じて、楽しみながら銘柄分析や売買タイミングの判断力を養えます。初心者でも一歩ずつ投資判断力が身につくカリキュラムとコミュニティが特長。日本女性が経済的に自立することで、日本企業と社会にも資金が循環する——そんな未来の実現を目指しています。
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小澤 碧(こざわ みどり)
ハナミラ歴1年。
看護師・個人投資家・健康オタク 心・体・お財布のすべてが満たされるライフスタイルを提案。 根っからの健康オタクで、看護師としての知識を活かし腸活や遺伝子事業にも取り組む。個人投資家としても活動しており、1年で2バガーを達成。 自身のミッションは、心も体もお財布もすべてが満たされている幸せな人を増やすこと。

