日経・東証IRフェア2025──株式会社酉島製作所の会社説明を突撃取材してきました【ハナミラ×ジャパニーズインベスター コラボ企画】

知らなかった!酉島製作所が支える“社会の心臓部”──投資初心者が出会ったポンプの世界
こんにちは。ハナミラメイトののぞみです!今回は、ジャパニーズインベスターオンラインとハナミラのコラボ企画として、日経・東証IRフェア2025に参加し、株式会社酉島製作所(証券コード:6363 以下、酉島製作所)を取材してきました。
正直に言うと、今回のイベントで酉島製作所さんを知るまでは「ポンプを作っている会社」と聞いてもピンと来ず、投資家として注目する対象だとは思っていませんでした。けれど、説明を聞くうちに「こんなにも生活や社会を支えているんだ」と驚かされ、同時に企業の存在意義を強く感じました。
酉島製作所は1919年創業、100年以上の歴史を持つ老舗メーカーです。普段、私たちが使うポンプといえば、家庭で使う石油ポンプや井戸水をくみ上げるものをイメージしますよね。でも同社が得意としているのは、上下水道施設や発電所で使われる大型・高圧ポンプ。つまり、インフラを支える巨大な心臓部のような存在でした。
説明会の中で印象に残ったのは「ポンプでどれほど高く水をくみ上げられると思いますか?」という問いかけ。答えはなんと4,200m。東京スカイツリー(634m)や富士山(3,776m)を超える高さです。さらに、大容量ポンプは25mプールをわずか5秒で空にできるそうで、その規模感にただただ圧倒されました。
こうした力が発揮されるのは、例えば豪雨の際に小さな川が氾濫しないよう、大きな川へ排水する排水機場などです。私たちが普段目にすることはありませんが、水害から街や農地を守る姿を想像すると、ポンプがいかに「縁の下の力持ち」かが分かります。
女性投資家として共感!環境課題に挑む“エコポンプ”の力
投資を始めると「資産運用」や「株価」ばかりに目が行きがちですが、酉島製作所の話で心を動かされたのは環境への影響でした。日本の総電力量の約31%がポンプによる消費電力で、その結果、CO₂排出量が約1億トンに相当するといいます。
もしこの分野が省エネ化されれば、日本全体の電力削減や排出量削減につながる。実際に同社は「スーパーエコポンプ」を開発し、経済産業大臣賞を受賞しています。これを聞いたとき、正直、“ポンプがエコの最前線にいるなんて”と目からウロコが落ちる思いでした。投資を通じて社会課題の解決に関わっている企業を応援できるのは、個人投資家として大きな魅力だと思います。
世界の水不足を救う、日本発“海水淡水化ポンプ”の使命
私が特に心を打たれたのは「海水淡水化プラント用ポンプ」。中東など水資源が不足する地域に納入され、世界の人々に安全な水を届けているとのことです。世界では22億人が安全な飲料水を利用できず、人類の約半数が水不足に直面しているといわれます。そんな状況で、グローバルニッチトップとして認められ、人々の暮らしを支えているのは本当に誇らしい。
日常生活の中では意識しにくい分野ですが、こうしたグローバルな視点に立つと「自分の投資が世界とつながっている」ことを実感できます。女性投資家として、単なる数字の増減だけでなく「社会的意義」も含めて投資を考えるきっかけになりました。
安定×成長で注目!インフラと環境に強い“長期投資向き企業”とは
酉島製作所は、上下水道や発電所といった社会インフラに深く根付いている点で、安定的な需要が期待できます。それだけでなく、環境分野や水資源問題といった今後ますます注目されるテーマにも関わっています。
近年では、AIの普及に伴うデータセンター建設の拡大で世界的に電力需要が急増しており、発電効率を高める高性能ポンプへのニーズが高まっています。こうした潮流の中で、酉島製作所はまさにビジネスチャンスを迎えている企業だと感じました。安定と成長、両方を兼ね備えている点は、資産形成を考える上でも非常に魅力的に映りました。
“現場で感じる”酉島製作所の魅力──個人投資家向け工場見学が開催!
酉島製作所では、2025年11月28日(金)に個人投資家向けの工場見学会が開催されるそうです。
当日は、実際の製造ラインの見学や事業説明、質疑応答の時間も予定されており、株主以外の方でも参加できるとのこと。ポンプが社会を支える現場を目で見て体感できる貴重な機会です。私自身も、今回の取材で感じた「モノづくりへの誇り」を、次は現場で直接感じてみたいと思いました。
申し込み締め切りは10月15日までのようです。興味のある方は、下記の申し込みリンクからお申し込みください。
女性投資家・投資初心者にこそおすすめ!IRフェアで企業の魅力を体感しよう
今回の日経・東証IRフェア2025に参加して思ったのは、「投資を始めたばかりの方にこそ来てほしい」ということです。特に女性投資家や若い世代にとっては、銘柄分析の前に「企業を知る」ことの楽しさを感じられる場だと思います。
会場では資料だけでなく、担当者の生の声を聞けるからこそ、会社の強みや社会での役割を自分の言葉で理解できる。私は今回、酉島製作所さんを通して「ポンプ」という身近で奥深いテーマに出会い、投資をすることの意味を改めて考え直しました。
IRフェアは一見ハードルが高そうに感じますが、実際に行ってみると「楽しく学べる投資の教室」のような雰囲気でした。投資初心者でも安心して参加でき、むしろ知らないからこそ新しい発見がある。そう感じさせてくれたのが今回の体験です。
私は女性投資家として、また資産形成を模索する一人の個人投資家として、この経験を大切にしたいと思います。そしてこの記事を読んでくださった方が「次回は行ってみようかな」と思っていただけたら嬉しいです!
ハナミラについて

「未来デザイン×資産運用アカデミー ハナミラ」は、株式投資を中心に、女性が自分らしい人生と資産形成を両立するための実践型スクールです。20代〜60代の幅広い世代が在籍し、累計受講者は1,200名以上。生活に根ざしたサービスや、信頼できる経営者などから企業を見つける「推し活投資」を通じて、楽しみながら銘柄分析や売買タイミングの判断力を養えます。初心者でも一歩ずつ投資判断力が身につくカリキュラムとコミュニティが特長。日本女性が経済的に自立することで、日本企業と社会にも資金が循環する——そんな未来の実現を目指しています。
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のぞみ
ハナミラ歴1年。工学系院卒でメーカー勤務の会社員。将来への不安から投資を始めました。投資を通じて多様な企業の技術や取り組みに触れ、モノづくりに込められた思いを知ることで、日本の可能性を再認識。社会貢献は働くことだけでなく、投資で企業を応援することも自分にできる一歩だと感じ、日々学びを深めています。


