投資初心者が体験した「日経・東証IRフェア2025」──女性投資家が見た資産形成の現場

日経・東証IRフェア2025に初参加

　こんにちは。ハナミラかずよです！投資を始めて3年、女性投資家コミュニティ「ハナミラ」で日々学んでいる私にとって、日経・東証IRフェア2025は初めての大規模イベント参加でした。

　会場は東京ビッグサイト。国際展示場駅を降りると大勢の人、人、人……。「これ全部IRフェア参加者？」と驚きましたが、同時開催のイベントもあったと知りひと安心。同時開催の「ラーメン産業展」に惹かれましたがそこは我慢して西展示棟３・４に向かいました。

IRフェアはまるで「大人の学園祭」

　会場に一歩足を踏み入れると、どの企業も自分たちを知ってほしい！という熱気にあふれ、パンフレットで両手がいっぱいに。まさに「大人の学園祭」。学生の学園祭と違い、企業は真剣に個人投資家へ想いを届け、投資家は推しの会社と出会う。この双方向の熱さが心を動かしました。

困ったらブースツアーがおすすめ

投資初心者にとって、いきなり企業ブースに行って「何を質問したらいいの？」と戸惑う瞬間もあります。そんな時に役立つのが「ブースツアー」。経済キャスターやアナウンサーの方がガイド役となり、6〜7社のブースを短時間で案内してくれる企画です。各社が事業や戦略を5分程度で紹介してくれるので、効率よく会場を回れ、気になった企業には後からじっくり戻れるのが魅力です。

推し活投資ここにあり！女性投資家が社長に会いに行く

ハナミラでは四半期ごとに「銘柄発掘会」を開催し、メンバーが発見した銘柄を持ち寄って発表します。前回8月の発掘会で最も盛り上がったのがセレンディップホールディングス。今回、そのセレンディップがIRフェアに出展するとあって、熱い思いを持つハナミラメイトが集結しました。中には地方から駆けつけたハナミラメイトも。

　会場では竹内社長の説明を最前列で真剣に拝聴。その後は社長と記念撮影、さらに30分以上にわたって質疑応答を続けました。銘柄発掘会で生まれた疑問を直接投げかけることができ、学びと感動が一層深まりました。社員の方々も笑顔で対応してくださり、終始和やかな空気に。女性投資家だからと侮るなかれ、鋭い質問が次々に飛び交う姿に驚かれている様子でした。推し活投資の魅力は、まさにこうした「応援」と「学び」が両立するところにあると、改めて感じました。

来場者層の広がり──女性投資家や若者も

　来場者は想像どおり中高年男性がほとんどでしたが、よく見ると、女性グループやカップル、親子連れの小学生、高校生5人組（！）の姿も見られました。「資産形成」「資産運用」という言葉が世代を超えて広がっていることを実感し、時代の変化を強く感じました。

ノベルティやスタンプラリーも楽しみのひとつ

　ブースを回ると、ほとんどの企業がノベルティを用意していて、「えっ、こんなにもらっていいの！？」というくらい手に入りました。ノベルティ目当てで訪れる人も多いのでしょう。

　ペンやクリアファイルといった定番に加え、ガジェットや花の種などユニークなものまで。ソフトバンクの「お父さんカレー」、共立メンテナンスの「ご麺なさい」、ゴールドウィンの靴下などを狙っていましたが、時間が足りなくて回りきれず…これは来年の課題。

　そんな中で個人的No.1だったのは、タカラスタンダードのトートバッグと菜箸、そしてふきん。実用的で、記念にも残るノベルティでした。スタンプラリーもスタンプを５個集めたのですが、いただけたのは350mlペットボトルのお茶でちょっと残念…

投資初心者におすすめの持ち物チェック

・スニーカー必須：とにかく歩きます

・バッグ or エコバッグ：パンフレットとノベルティで荷物が増えます。とりあえず突っ込むためのバッグ

・名刺：社員の方と話すときの安心材料に。私は忘れて痛恨のミス

・飲み物：ビッグサイト内のコンビニやカフェは大混雑するので持参が安心

「高配当」vs「成長性」

　会場を回ってみると、企業からのアピールは大きく二つに分かれていると感じました。ひとつは「配当」を強調する企業、もうひとつは「成長性」を強調する企業。割合でいえば、おおよそ8対2くらいです。

　成長株を推すハナミラの手法は少数派なんだなと改めて感じました。多くの会社ではホワイトボードに株価と配当利回りが大きく書かれ、また、ブースツアーで出会った会社では、「今日の社長説明は15時10分に終わるので、気に入っていただけたらぜひ購入を！」と声をかけられました。「ああ、権利付き確定日だもんね」と気づいたとき、私も投資家になったんだと実感しました（笑）

日経・東証IRフェアに参加してみて

　長時間歩いて疲れはしたものの、それ以上に豊かな気持ちで会場を後にしました。

　企業は個人投資家に真剣に思いを伝え、個人投資家は推しの企業を見つけて応援する。この循環が社会を前進させ、結果的に投資家の資産形成や資産運用にもつながる。

　IRフェアは「大人の学園祭」であり、「応援する投資」を体感できる特別な場でした。投資初心者として、ここで得た出会いと学びは何よりの収穫です。

　来年も、遊びにいくぞ～！

ハナミラについて

「未来デザイン×資産運用アカデミーハナミラ」は、株式投資を中心に、女性が自分らしい人生と資産形成を両立するための実践型スクールです。20代〜60代の幅広い世代が在籍し、累計受講者は1,200名以上。生活に根ざしたサービスや、信頼できる経営者などから企業を見つける「推し活投資」を通じて、楽しみながら銘柄分析や売買タイミングの判断力を養えます。初心者でも一歩ずつ投資判断力が身につくカリキュラムとコミュニティが特長。日本女性が経済的に自立することで、日本企業と社会にも資金が循環する——そんな未来の実現を目指しています。

ハナミラ公式サイト

ハナミラかずよ

ハナミラ歴3年。女性投資家コミュニティ「ハナミラ」で日々投資を学びながら、個別株やテーマ株に挑戦中。投資スタイルは「推し活投資」。アイドルを推すように、社長や企業を応援する目線を大切にしています。研究機関で働いていることから、ものづくりやテクノロジーに弱いタイプ。世の中を変えてくれそうな技術をもつ会社に出会うと、つい応援したくなる。推しが増える一方で日本も捨てたものじゃないと実感中。